「なんかありがとう」を積み上げる

前回の投稿が嬉しいことに、割と反響あったので、味を占めさせてもらって(笑)、セミナーを開かせて頂いた損保ジャパンさんの社員の方の質問の返答を今回も載せさて頂きます😁


質問内容としては、

(経営者ではなく)アスリートとしてのやりがいはなんでしょうか?

という、質問でした。

それに対してのお答えとして…↓


『表面的な部分で言えば、やはりゴールした時、チームが勝った時のスタジアムの中の歓声、その雰囲気は何事にも変えがたいものであったと思います。そして、そのゴールや勝利に関われたと感じた時の充実感、チームメイトなどから「羽生がいてくれて助かった」と言われるよう場面が個人的にはとても幸せな部分でした。

引退して、プロサッカーをより客観的に見た時には、お客さんに良い試合を見せ、お客さんに非日常を感じさせることができ、「また明日から仕事頑張れる、ありがとう」というような声を聞いた時、自分が誰かの為になっていたんだと思うと、存在意義を感じ、それまでの努力が報われる瞬間なのかなと思ったりします。

「ありがとう」と言われる働き方は、ビジネスマンになった今も僕自身がこだわっている部分でもあります。』


と、お答えしたのですが、大丈夫ですかねw

的外れでないと良いですが。


この質問に対しての返答を自分なりに考えている時に、現役中に自分が言われて嬉しかったことって何かなと考えました。

・羽生がいると攻守両面でスムーズになる

・チーム全体に動きが出てくる

・羽生が地味に効いてんだよね!

・(仲間から)一緒にプレーしていてやりやすい

みたいなのが僕の中での最高の褒め言葉だったのかなと思ったりしました。

僕自身が、得点をたくさん決めたり、一本のパスでチャンスを作り出せる能力がなかったからこそ、自分なりのチームへの貢献を意識してプレーし、その結果勝利し、上記のような言葉をかけられた時、自分がいる意味が少しはあったのかなと、自分を少し褒めてあげる瞬間だったように思います。


質問者の方は、「経営者ではなくアスリートとして」と書かれていましたが、僕は答えを考えている時に、どちらも同じなのかなと思ったりもしました。

プロサッカー選手から経営者になった今、僕の中でまずやらなきゃいけないことは「なんかありがとう」と言われることを積み重ねることだと考えています。


選手時代、得点を取るわけではなく、相手に体をぶつけ合いながらボール奪取しまくるわけでもなく、そんな僕ができることは、どうしたら勝利に貢献できるのか、このメンバーでどうしたら結果を残せるのか、それを考えながらその時々で最善のポジショニング、最善のプレー、振る舞いを選択していくことでした。そして僕のそれはほぼ地味(笑)


得点をとった選手には、明確にみんなが「お前のゴールのおかげで勝てた!ありがとう!」と言いやすい。

一方で、僕の場合は、よくわからないけど「なんかうまくいったわ。羽生さんいてくれて、なんかありがとう」みたいな(笑)

地味が故にそんな感じになるのもしょうがないけど(笑)


でも、僕の人生の肝は実はそこなんじゃないかって最近思ったりしてる。

その部分を一つのこだわりとして、僕と関わるクラブ、企業、地域、アスリート達から「なんかありがとう」と言われること、そしてその言葉を増やし続けること、少なくとも増やし続けようとすることで、信頼され、羽生がいる仕事はうまくいく、楽しいと言われるのかななんて思ったりします。


恩師のオシムさんは、試合で「勝つには勝ったが、たまたま勝てただけで、内容に乏しく、塩とコショウのないスープのような試合だった」みたいな表現をする事が結構あって、そんな時、なんとなくその言葉は僕に言われている気がしていました。

その1試合やビジネスで言えば短期での成果は上げられるのかも知れませんが、長い目でみた時に、表面的な部分ではなく、その裏側にあるビジョン、こだわり、信念、志が入っていなければ継続的に成果を上げることは難しいのだと思う。


目立ちはしないが、やっぱりなくてはならない人、そんな最高の「塩・こしょう」になりたいと思う。

逆に自分がもし年に何回かゴール(直接的な成果)をあげるようなことがあっても、その裏側に何があったかを知る必要もある。


まずは「なんかありがとう」を積み重ねていくしかないな😆


株式会社Ambition22

羽生直剛







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