スカウトの話 その2
この間の週末は千葉の実家に子供を連れて帰りました🚙
うちの親もコロナでなかなか孫に会えてなかったので喜んでいました!
ただ、里帰りすることすらも良いのか悪いのかの議論になるし、ホント早くコロナ落ちつて欲しい…。
さて、こないだに続きスカウトの話し。
前回は、プレー面でどう見てたかだったのですが、ある程度のレベルの選手がリストアップできたとして、やはり大切なのは、メンタリティと思考力って言うのかな…
要は、「心」と「頭」の部分かなと思っていました。
むしろこっちの方が大事かもしれない。
なぜなら、僕がそうであったように、サイズも小さく、特筆すべきプレー面での凄さが無い中で、16年もサッカー選手でいられる選手がいるからです。
そうなると、表面的なプレー以外の何かが僕の生命線だったはずで、選手のそんな部分を細分化して、数値化できたらスカウトの仕事半分以上なくなるかもw
そう言う部分を現状どうやってスカウトたちは見ているかと言うと、少なくとも僕は、
例えば、プレー中では、ミスをした後の振る舞い方、必死に取り返そうとする選手は責任感みたいなものがあるなとか、連戦なのに最後まで手を抜かないタフさや忍耐力あるなとか、チームを鼓舞する姿勢はリーダーシップがあるな、他の選手から慕われてそうだなとか、そんな部分にアンテナを張っていました。
プレー以外では、直接本人と話したときの話し方、自己分析とか自己評価の仕方、試合や練習前後の行動(練習前にちゃんとセルフトレーニングするとか、片付け手伝う振る舞いあるかとか)そんな部分でどんなマインドを持った選手なのか理解しようとしていました。
(中村拓海は、言葉少なくてちょー大変だったw)
あとは多くのスカウトは、その選手の監督から聞いたりしてましたね。
僕は、監督さんと話すのが苦手であまりやれてなかったですが…w
(やはりスカウト向いてなかったんだろうなw)
まっ、とにかくプレー以外の部分を知るのって本当大変で、でも実は良い選手の大前提がそこに隠されているのかなと思います。
ここまでの話と少し関連するのですが、僕がスカウト時代、中村拓海もそうですが、拓海以上に、FC東京にマッチする選手ではなく、いないからこそチームに提案した選手がいます。
結果的にガンバ大阪に加入した山本悠樹選手です。
小さくて、パワーがあるわけでもなくアスリート性は無い(多分僕より無いw)。ただ、技術あり、センスあり、見ていて本当に楽しい選手。シーズン前のキャンプで呼ばせてもらって4日間くらいいてくれてたのかな?その間本人ともいろいろ話して、それこそちゃんと分析できてるなとか、面白い発想だなとか、そして、暇あれば小難しい本読んでいて、プレーも面白いですし、ちゃんと考えてサッカーやってるんだろうなと個人的には思って、こいつ来てくれたら絶対面白いなーって思っていました。
結果的に、クラブとしてオファーは出せないと言う判断になったのですが…。
そっからはせっかくの縁だしと思い、本人とも事あるごとに連絡して「調子どうだ?ガンバの練習参加どうだった?」みたいなw
ガンバのスカウトとも連絡とって「悠樹どうだった?」みたいなw
結果ガンバに進んで、去年からほぼレギュラーとして出ていて、なんか嬉しい。
彼の人生を考えたら滋賀出身だしガンバが正解だったのかなとも思う。
しかも、僕のこともちゃんと話してくれる良いやつ(笑)
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=67848
自分が関わったことがある選手全員の活躍を願う。
なんの話しか、わからなくなったけど、とりあえず今日はこんな感じですw
羽生直剛
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