スカウト時代の話

暖かい日が続いていて、桜と青い空をみながら、これから自分の身の回りに起こる色々なことが好転していってくれたらいいな…。

と考える…


そんな物思いにふける?一面が僕にもありました!w


さてさて、意外に思われるかもしれませんが、実はあんまり人前に出て話したりすることが、今のところやりたいことではない僕なのですが、たまにあるそんな場面で、僕からの「何か質問ありますか?」の問いに対して、「スカウト時代、選手のどのような部分を見ていましたか?」という質問を割と受けます。

というわけで、今回はそんな話を…


まずは、実際のプレー面でいうと、学生の試合を見ながら、僕が16年間プロサッカー選手として、一緒にプレーした、もしくは対戦した選手の中で重なる選手がいるかなという見方をしていました。


ボールの持ち方・走り方が石川直宏に近いかなとか、キックの蹴り方、回転のかけ方が水野晃樹に似てるとか、相手との間合いの詰め方が今野泰幸に似てるなとかそんな感じで見ていました。

逆にいうと、誰にも当てはまらない選手は目に入ってこない感じでした。


もっと言えば、正直、立ち方、走り方、筋肉のつき方、トータルのシルエットくらいでまず自分の中で判断しちゃう部分がありましたね。

この走り方だと怪我しそうだなとか、この身のこなしは無理が効くタイプではないなとか、身長は小さいけどお尻周りはガッチリしていて走り方のバランスはいいなとか…。

ボールを実際に扱ってなくてもなんとなく見極めちゃう部分がありました。

良いか悪いかは別として。


なので、

①試合開始前に整列してスタンドに挨拶してる選手たちのシルエットを見る。

②試合開始10分15分くらい試合を見て、個人の選手見る。


この時点で「あーこの試合ではヒットする選手いないかも」ってなっちゃう試合もあったと思われますw

その試合を仕事上、1試合見ることのしんどさは一応ご理解頂けたらと思います(笑)

(半分冗談、半分本音と捉えていただけたらと…)


実際、僕がスカウト時代に加入してもらった、FC東京の中村拓海というサイドバックの選手の第一印象は、鹿島や神戸、今はレッズでプレーしている「西大伍 選手」、更に成長できれば「内田篤人 選手」に近い選手になるかなという判断で追跡始めましたね。


彼は、まだまだ長谷川健太監督の中で、守備の部分が埋まりきってない部分もありますが、ビルドアップなどの攻撃的な部分、オーバーラップのタイミングの良さ、運動量の多さなどは面白みのある選手だなと高校時のプレーからも感じていて、もっともっと成長して欲しいなと感じています。


なんか、ここまで書いてきたら、もう少しスカウト時代の事で伝えられる事も出てきたかもw

次回以降に書きますね。

・なんだかんだ選手のメンタリティ、人間性を知りたい。

・当時から今に至るまでの本人との関わり方

・親御さんとのコミュニケーション

・スカウトの仕事は、良い選手の見極めではなく、クラブに入れること


そんなこと書けたらと思います。


ってか、ブログ書いてる人とかって書くテーマってどうやって決めてるんだろか?

何書こうかなーって最近悩んじゃう時あるんですよねw

誰か助けてくださいw


それでは、また。


株式会社Ambition22

羽生直剛






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